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皆さん始めは虫歯も歯周病もなかったはずですよね。それがどうして虫歯になるのでしょう?虫歯になるのは歯の表面に細菌が住み着き歯を侵すからです。虫歯になりやすさに関係するのは、歯の性質、細菌の性質、そして細菌が繁殖する環境です。 |
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これは生まれつきの部分がありますが、性質改善にはフッ素を利用する方法があります。米国では多くの州で水道水にフッ素が添加されています。これは歯が骨の中でできる時期にフッ素を摂取する事で歯質強化を図るものです。非常に有効ですが、日本では水道水に消毒以外の目的で添加する事はできません(消毒成分も蛇口から出るときには残留しないよう厳格に規制されています)。そこで日本では生えてから歯の表面に作用させる事になります。このようにすると歯の表面がハイドロキシアパタイトからフルオロアパタイトになり耐酸性がアップするのです。定期的に塗布しなければいけませんが非常に有効な手段です。 |
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これは生まれつきの部分がありますが、性質改善にはフッ素を利用する方法があります。米国では多くの州で水道水にフッ素が添加されています。これは歯が骨の中でできる時期にフッ素を摂取する事で歯質強化を図るものです。非常に有効ですが、日本では水道水に消毒以外の目的で添加する事はできません(消毒成分も蛇口から出るときには残留しないよう厳格に規制されています)。そこで日本では生えてから歯の表面に作用させる事になります。このようにすると歯の表面がハイドロキシアパタイトからフルオロアパタイトになり耐酸性がアップするのです。定期的に塗布しなければいけませんが非常に有効な手段です。 |
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これは細菌が繁殖するための“えさ”の問題と、唾液や食物の流れなどの問題があります。食事中など口の中が嵐の状態よりも睡眠中など凪ぎの状態の方がずっと細菌は繁殖しやすいのです。例えばチューインガムは甘味が入っていますがよく噛んで唾液が出ますし、甘味成分が長く残りませんから虫歯にはあまりなりません。ただし嵐というよりしとしと雨程度と言える“ながら食べ”や“ながら飲み”は要注意です。例えば歯の生えた後で哺乳瓶でスポーツドリンクなどを飲んでいるとあっという間に虫歯だらけになります。100%果汁でも同様です。甘いものがいけないとよく言われます。良い訳ではありませんが、人間のエネルギー源と細菌の“えさ”は重なっている部分が大きいので避ける訳にはいきません。肝心な事は、ながら食べをしない事と凪ぎの状態の時に“えさ”を残さない事です。何か食べたら歯を磨く(難しければ飲み物と一緒に食べて歯に食物がくっつかないようにしましょう)、最も凪ぎの状態である睡眠前には丁寧に磨く事が大切です。 |
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乳歯が主体のお子様には簡単な検診とフッ素塗布をセットで行っています(1500円)。また永久歯主体の皆様にもこの処置はおすすめです(フッ素塗布1800円)。またより確実にフッ素を歯面に送り込む手段としてトレー法があります。これはお口の歯形をとってそこからお薬用のトレーを作り(上下で2800円)、フッ素を確実にデリバリーする方法です(1回2200円)。トレーは破損したり、冠を被せるなどお口の状況が変わらなければ継続使用できます。 |
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口腔内の細菌そのものを減らします。保険診療での歯周病治療が終了してから自費のこのコースを選ばれでもかまいませんし、当院の特別なメニューである歯のトータルクリーニング(ブラッシング+超音波による歯石除去+歯面研磨+フッ素塗布、60分8300円)を受けられる事もおすすめです。こうして歯に付着した細菌のバイオフィルムを可及的に取り除きます。さらに舌のクリーニングをお話ししますので(舌苔除去指導1050円)、舌を清潔になさってください。この上でお口の歯形をとってそこからお薬用のトレーを作り(上下で2800円)、トレーを使った除菌を致します(齲蝕原性細菌除去6980円)。どうしても生活の中で感染しますし、食渣による口臭の観点からも歯磨きをしなくていいとか永久に虫歯にならないといった事ではありません。ただしその効果は実感していただけるものと思います。 |
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当院では保険診療でも歯周病治療として、ブラッシング指導などに力を入れています。プラークを染めて赤いところを磨いていただく、という事ではなく、より美しくなる磨き方を丁寧にお話ししています。また舌のクリーニングのお話し(舌苔除去指導1050円)もおすすめです。口臭は、間接的には、洗浄に優れる唾液の量や、出血や細菌量に関わる虫歯や歯周病も関連が疑われますが、直接的に証明されているのは舌苔との関連です。 |
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